久々に肛門科に行ったら衝撃的事実が待っていた

 

※不快になる表現があるかもしれないのでご注意※

 今回は少し砕けた感じに書きます。書かないとやってられない。ほんとに。

 

 おそらく持病の中で一番馬鹿にされる病気といえば『痔』だと思う。確かにそもそも痔という語感が面白いし、 お尻の病気っていうのも面白い。自分もおもろいと思う。痔であることをカミングアウトすると男の半数は笑う。(女性はなぜか心配するが)

いやいや...

 

おもしろくねぇよ!?

 

なんもおもんない。確かにカミングアウトした後に笑われたらこっちも若干ヘラヘラ笑ってしまうが、心の中はもう業火のような怒りの焔で燃え盛っている。てめぇらにも同じケツの痛さを味合わせてやろうか?てめぇの家の便器を血まみれにしてやろうか?毎日ケツから流血させたろか!?

マジでトイレ行った後痛すぎて動けないし、歩いてるときに擦れてめっちゃ痛いしマジで馬鹿にならん。いやまぁ痔が面白いのは変わらないんだけど。

 

そんなわけで先日、肛門科に一年ぶりくらいに行ってきた。初めて痔の経験をしたのは、4年ほど前、高校生の時にケツから血が出た時だった、最初は血便かと思っていたが、結局切れ痔だった。ここ4ヶ月ぐらい絶好調だったのだが、先月便をした後に、椅子に座れないくらい痛くなり、切れ痔が悪化したんじゃないかと嘆き、久々に肛門科に行くことを決心をした。

通っている肛門科は福岡でも名医と名高い、人気の肛門科だ。

運よく患者が少なかったのでスッと呼ばれ医者と面を向かわせる。

「キョウハドウシマシタ...」

ありえんぐらい声小さい。マスクつけてるんだけどそれでも限界ぐらい小さい。前回来た時もなんて言ってるかわかんないくらい小さかったのでしょうがない。

「切れ痔が悪化したかもしれないので・・・」

「ジャミマショウカ・・・」

小声でそう言われると、ナースにベットに通され、横になる。勿論半ケツで。直腸検診はもう慣れっこなので恥じらいもクソもない。膝を抱えケツを突き出したまま俺は医者の指を待っていた。

「ジャイキマース」

医者が聞こえるか聞こえないかぐらいの声でそう言った。指くるな~

そう思った瞬間、ケツに激痛が走る。指じゃなくいきなりクスコ(医療で使う局部を広げる機器)を入れてきたのだ。

 悶絶。痛すぎて声出てたと思う。書いてる今も痛くなるくらいヤバイ。ワセリン(?)っぽい潤滑油の様なもの少しつけただけだったのでマジで痛い。閉じかけた傷口を無理やり開かれる感じがしてヤバイ。激痛。医者を呪い殺そうかと思った。

 

診察自体はすぐに終わったのでよかったが、たぶん人生で2番目ぐらいには痛かったと思う。何とも説明しがたい激痛。

もうこれは手術だろう、入院だろう。ようやく痔獄から解放される。そう思っていた。

「ヒドクハナッテナイデスネ~コンカイハベツノヤツデス」

医者は冷酷にそう告げる。え?いやいやそんなわけないやん。こんだけ痛くてつらいのに。そう思い何度か聞き返すが返事は変わらない。

「アタラシク”炎症”デキテマスネ~」

医者に見せられたイラスト図には、炎症というより小さいイボが描いてあった。え?え?イボもできてんの?目の前真っ暗。困惑。イボ痔と切れ痔両立しちゃったよ。痔マスターじゃん。2足のわらじじゃん。いやマジでアカン。聞いたことない。イボと切れの両立。前世で何をやらかしたらこうなるんだよ。今までイボ痔にもなるなんて思ってもなかったので、すごく不意打ちを喰らったような感覚だった。(正確にはイボじゃないかもしれないけど)

そんなこんなで診察が終わり、薬(座薬)の種類も強いものに変わり、おまけに飲み薬まで提供され、薬漬けにされてます。今。

この経験でかなりお尻に優しくなったと思う。シャワーはやめて湯船につかるようになったし、座薬もサボらず使っている。これで治らんかったらほんとに気が遠くなる。痔との戦いは長くなりそうだが、これからゆっくり時間をかけて治していきたい・・・

 

みなさんはお尻に優しい生活を送りましょう。また、痔かな?と思ったらすぐ肛門科に行くことをお勧めします。こうなる前に。