不味い飲み物はなぜ生まれてしまうんだろう

f:id:whey0710:20190223214850j:plain

リアルゴールドの新作』


世の中には2種類の飲み物がある。

美味い飲み物と、不味い飲み物がある。

今回は後者。

 

ある寒い日の夜、友人と牛丼屋に飯を食いに行った帰りに立ち寄ったコンビニで、『リアルゴールド ウルトラチャージブラック』という新作のジュースを見つけてしまった。パッケージに書いてある『コーヒーフレーバー』っていう単語がすでに不味そうで、こういう面白そうなものを見つけてしまうと買いたくなってしまう性分だから、反射的に買ってすぐに店を出た。コカコーラ社のコーヒーフレーバーはぶっちゃけ美味しくない。去年の9月ぐらいに出た『コカコーラ プラスコーヒー』はめちゃくちゃ不味かった。250mlの缶だったのだが、なんというか地獄だった。今回もそんな感じでなんとも言えない味なんだろうと友達と笑いながら飲んでみると、案の定ため息が出るほど残念だった。点数で言えば1.5/5点ぐらいだと思う。

鼻から抜けるコーヒーの風味が最悪。コーヒー風味なのに口の中がべたつくのも気持ちが悪いし、究極にマッズ!ってわけでもなく、飲んだ瞬間、ほんとに一瞬はあぁ...ってなるのが何とも言えない。そこが1点じゃなくて、1.5点の理由。コーヒーの風味はコーヒーキャンディの味なのでそれもまた個人的にはうーーーーーんっと思ってしまうところではある。(コーヒーキャンディが好きじゃないのもあるけど)これを飲み切るまでに一時間近くかかってしまった。

 

しかしこのリアルゴールドが人生の中で飲んだ飲み物最下位ではない。もっと不味いものが世の中には存在する。確実に。

個人的な最下位は群を抜いて大塚製薬の『ソイッシュ』だと思う。

 

 コンセプトはたぶん豆乳+炭酸。当時CMもあってたし、ずいぶん大塚製薬から推されていた商品だったと思う。親の貰いものか、はたまた買ってきたのかわからないが、そんなんで飲む機会があった。

点数はたぶん-10点ぐらいだと思う。3日間ぐらいゲップが『ソイッシュ』の味だった。不味いゲップ。しかもこれが6本ぐらいあるわけで、中々に悶絶。量は少ないとは言え、かなりヤバイ。拷問に使えると思う。ネットの意見を見ると味はバリウムに似てるらしい(バリウム飲んだことないからわかんないけど)

 

最近飲んだ中だと『ひやしあめ』もやばい。

 

サンガリア ひやしあめ・あめゆ 250g×30本

サンガリア ひやしあめ・あめゆ 250g×30本

 

 クッソあまい液体の中に、ショウガがガンギマってて飲めない。泣く泣く飲みきるのを断念して捨ててしまった・・・後で調べて分かったが、関西では割と有名らしいので衝撃。これを飲んでる関西人魔物すぎるだろ・・・

 

他にもルートビアとかやべぇ地域限定ラムネとかドクペ(個人的に好き)とか飲んだことあるけど、こういう不味い飲み物を作る方も、売る方も、ある種の『天才』だと思う。なぜこれで作ろうと思ったのか、なぜこれで売れると思ったのかわからん。不味い飲み物って食べ物と違って、不味さの爆発力が高い気がするのに何でこう世の中には不味い飲み物は生まれてしまうのか。ソイッシュは確かに清涼飲料水ではなく、むしろ健康食品に近いので仕方ないと思う(それでも限度はある)が今回のリアルゴールドなりルートビアなり、的確に地雷を踏みぬいていくのうますぎると思う。地雷処理班じゃん。

 

こういうことを考えると、世の中の需要バグってるんじゃないかなって思ってしまう。飲み切れなかったひやしあめも、シップの味のルートビアも、世の中のどこかで需要があるから存命しているわけで、今回の『リアルゴールド』もどこかに需要があると見込んで発売されたわけだ。不思議なことに世の中には熱烈なコーヒーキャンディファンがいて、シップ味の飲み物の需要もあって、バリウムにも需要があるわけ。

 

個人的には水が一番飲みやすいと思う。