【映画】カメラを止めるな!を今更見た。【ネタバレ感想有】
昨年大ヒットした映画の一つに、『カメラを止めるな!』という作品があると思う。
実はこの『カメラを止めるな!』地上波でも放映されたらしいのに、見れてなくて、機会があれば見たかった作品でした。
先日Huluで配信が始まったので、よし見よう!と決心したわけだ。
感想
面白かった!今更見ていうのもなんだけどめちゃくちゃオススメできる映画。
単純にコメディとして面白いし、見せ方もめちゃくちゃ面白かった。
あんまし多く語れない映画なのでネタバレ無し感想はここまでにしておく・・・
まだ見てないひとは是非ネタバレを見ないで見てほしい。
ここからネタバレ有
ネタバレ感想
まずこの映画は前半と後半(後半というか中盤?)でパートが分かれていて、それが面白さのカギとなっている。
この映画の構成は最初の35分ぐらいは、主人公が撮っている、生放送ドラマから入る。そのあとに後半(中盤)パートである、生放送ドラマの制作風景のパートという風に分かれている。
初見だと、この生放送ドラマの部分は、B級の安っぽいゾンビ映画を見せられている気分になる。そんなB級のゾンビ映画の中に”おかしな場面”がいくつか出てくる。
『カメ止め』はこの”おかしな場面”が映画のおもしろさの肝になってくる。
明らかに引っかかる場面がいくつかあって、
それが後半パートである。生放送ドラマの制作風景で明らかになる。
主人公は普段はカラオケの映像や、再現VTRなどを制作している監督。ある日ワンカットの生放送ゾンビドラマ作ってくれや!とクライアントに無茶を言われ撮影することに。
制作陣は我が強い俳優、くそみたいなアイドル、アル中の脇役、デキてるスタッフ達、硬水だとお腹壊す音声など・・・ストレスが束になってかかってきたような個性の強いスタッフばかり
そしてそんなヤバイ制作陣が、撮影の中で起こしたはちゃめちゃなトラブルがもとで、”おかしな場面”が幾度となく発生したということが劇中で徐々にわかっていく。
そんなこの映画のおもしろさの部分は
めちゃくちゃな制作風景の追体験+前半パートの謎解き
という組み合わせでおもしろさがしっかり生み出されている。
正直関心した。
ヒット作だろうがなんだろうが、邦画だから微妙だろ。と高をくくって見始めたけど、構成が面白くて、風刺も効いてて、コメディとしても笑えて、こりゃヒットするわ!とヒシヒシ感じる作品だった。
なかなかネタバレ無ではおもしろさが伝えにくい映画ではあるけど、確かに口コミ(というかネット)で話題になるわけや。
上田慎一郎監督は自作ももう作り始めてるみたいなので、期待して待ちたいと思う。